Malt Log

味わったモルトウイスキーの備忘録│小国文男

SMWS 4.210

  • アイランズ
    2016年1月9日

    SMWS 4.210

    SMWS 4.210(ザ・ソサエティ4.210〈ハイランドパーク〉/アイランズ/16年)
    立川のバーでの3杯目。スコットランドの首都エディンバラに本部があるTHE SCOTCH MALT WHISKY SOCIETY(ザ・ソサエティ)という会員組織のボトリング。番号の最初が蒸留所を表し「4」はハイランドパークだという。もっとも、ボトルにもWebサイトにも蒸留所の明示はなく、銘柄にとらわれないようにしている模様。1999年4月蒸留、ファーストフィルのバーボン樽のみで16年熟成し、樽から出したままの60.1度。これまた度数のきつさは感じない。鼻腔に来たのはバニラ香。聞くと、バーボンに使われるアメリカンオーク材は、バニラの元になるバニリンを生成しやすいらしい。オリジナルのハイランドパークの燻製のようなピートが気に入ったところだったが、その香りはほとんど感じなかった。