Glenfarclas 105（グレンファークラス105／スペイサイド）
「105」って何だろうという単純な興味でオーダーしてみた。「ブリテッシュ・プルーフ」と呼ばれるイギリス式のアルコール度数の表し方だそうで、0.571をかけると日本式に変換できるらしい。つまり60度。もしかしたらこれまで飲んだモルトのなかで一番高いかもしれない。この蒸留所はシェリー樽のみを使うことで知られ、僕にもちょっと甘めの印象がある。これもプリンのカスタードシロップのようなコクのある香りが鼻をかすめた。けれどもそこは60度。口に含めばドスンと重い。ストレートのワンショットで40分過ごすのに十分だった。出張帰りに、今夜も少し早い時間で静かだった京都駅ビルのホテルのバーで。