山崎モンティージャワインカスク（サントリー／ジャパニーズ／9年）
「エッセンス・オブ・サントリー」というシリーズは、山崎蒸留所で熟成されているさまざまな原酒を厳選したものらしい。これは、スペインのモンティージャ・モリレスという地方で作られるワインの熟成に使われたスパニッシュ・オーク樽だという。飲んだ印象はほとんどシェリー樽の甘味だった。実際、モンティージャワインもシェリーとほとんど同じらしいが、製法などの違いから別名なのだとか。また、少し酸味もあり少々甘酸っぱい。さらに、ちょっと重いなと思ってボトルをよく見たら、55度だった。なるほど…。こんなシリーズがあるのなら、去年の蒸留所見学で味わった桃のような香りのワイン樽原酒も出ないかな、と思う。しばらくぶりの遠方出張の帰りに、ミドルタイムで少し賑やかだった京都駅ビルのホテルのバーで。