Malt Log

味わったモルトウイスキーの備忘録│小国文男

CÀRN MÒR BOWMORE 1995

  • アイラ
    2021年12月11日

    CÀRN MÒR BOWMORE 1995(カーンモア ボウモア/アイラ/23年)
    目の前に置かれたボトルに大きく「1995」とあるのに、20年超の長期熟成とはまったく意識せずに飲んでしまったのがちょっとくやしい。撮った写真をもとに後日調べてみたら、モリソン&マッカイというボトラーの「セレブレーション・オブ・ザ・カスク」シリーズのボウモアだった。「カーンモア」は同社のブランド名らしい。ラベルを見ると、1995年4月6日蒸留、2018年9月24日瓶詰めとあり、ホグスヘッドと呼ばれるバーボン樽を組み換えた樽による23年熟成。シングルカスクとあるから単一の樽で、カスクストレングスはその樽から出してそのままの状態ということ。よってアルコール度数は49.2度。これまで飲んだボウモアでは一番長いエイジだ。とても穏やかなピートだと思ったはそのためだったのかと納得。僕にとってはバーでしか飲めないモルトだし、貴重なワンショットだった。初めて訪ねた鴨川近くのホテルのバーで取引先の担当者と。