Malt Log

味わったモルトウイスキーの備忘録│小国文男

GLENCADAM ORIGIN

  • ハイランド
    2022年5月28日

    GLENCADAM ORIGIN

    GLENCADAM ORIGIN(グレンカダム・オリジン/ハイランド)
    ふり返ると、グレンカダムはこれまで10年15年と、ボトラーの11年を飲んでいた。10年に、薬品臭のあるズブロッカのような香りの記憶がある。このオリジンは手頃な値段だったから量販店で買ってきた。ノンエイジでバーボン樽熟成、最後がオロロソシェリー樽という。どうやら10年とはまったく別物みたい。ストレートでモルトグラスに注ぐ。カラーは透明感のある琥珀色、やや濃い。香りに薬品っぽさはもちろんピートもない。バニラ香も、ことさらシェリーっぽい香りもほとんど感じない。そんななか、味も香りもパインドロップのように思える。さながらアルコール40度のパイン飴だ。後味はおだやか。暑くなり始めたからチェイサーの冷水も心地よい。今夜も仕事終わりの家飲み。そして今夜もまた「Stop the War!」。