Malt Log

味わったモルトウイスキーの備忘録│小国文男

ABERLOUR A’BUNADH ALBA

  • スペイサイド
    2023年6月7日

    ABERLOUR A'BUNADH ALBA

    ABERLOUR A’BUNADH ALBA(アベラワー・アブーナ・アルバ/スペイサイド)
    ボトラーズモデルかと思ったら、蒸留所オリジナルだった。ボトルもラベルもリニューアルしたらしい。しかもこれ、4月に新発売になったばかりという。アブーナはゲール語で「起源」、アルバはゲール語で「スコットランド」、ラテン語では「ホワイトオーク」なんだとか。創業当時と同じハンドメイド製法でつくられ、文字通りアメリカンホワイトオーク樽だけで熟成し、樽出しそのままのカスクストレングス。だから、ラベルには58.9度と手書きしてある。ノンピート。最初の一口目に何だかブワッと旨味が膨らんだような気がしたんだけど、この度数の関係かな。その割には、以前60度のモルトで感じたドスンとした重みはなく、心地よく楽しめた。初めて訪ねた伏見大手筋商店街近くのバーで旧友と。そして今夜も「Stop the War!」。